―異世界イクスプレミアムの世界観―
①:世界の設定
1000年前に起きた『竜戦役』の影響で、各地に『ファクトゲート』と呼ばれる『時空穴』が出来てしまう。
竜戦役については、下記を参考にする事。
『ファクトゲート』からは、たくさんの人、獣がイクスプレミアムに入り込んだ。
もともと、イクスには『竜』と呼ばれる生物しか存在しなかった。
『ファクトゲート』の出現と同時に、竜と人、そして獣は共存の道を歩む事になる。
イクスは、巨大な大陸が4つあり、それぞれ『ヒラスト大陸』『ナファリスト大陸』『トラスト大陸』『バーナル大陸』と呼ばれている。
そして、世界の中心『破滅の海』には、天にも届くといわれる『メディウス』と呼ばれる塔が立っているという・・・。
世界には、重要要素『属性(エレメント)』を司る竜『召喚竜』が存在し『炎・水・雷・風・聖・闇』のエレメントのバランスを保っている。
②:種族について
種族を大まかに分けると『竜』『竜人』『人』『獣』『獣人』そして『魔物』に分類される。
Ⅰ:『竜』について
竜はイクス創造の時から存在するといわれる。 高い知能を持ち、人の言葉も使用・理解できる。
種族によって差はあるが、だいたいの竜は身体が大きく、人里に近づこうとはしない。
生贄や村・畑を燃やす事を必要としないが、怒らせると逆鱗のごとき制裁を受ける事になる。
竜に接する時は、十分に注意が必要である。また、呪紋への知識は膨大で、大量の呪紋を扱う事もできる。
Ⅱ:『竜人』について
竜人とは、人の体格に近いもの、竜と人の混血のものを指す。
竜に比べ、体格や性格は比較にならないが、温厚で人との生活に必要不可欠な『行動力』を持っている。
武器を使うものも確認されており、『剣』『槍』を始め、『斧』『弓矢』少ないが『銃』を使う者もいる。
呪紋への知識も多少はあるようだが、竜本来の持つ『魔力』の半分にも満たないので、高度の呪紋を使うことは出来ない。
Ⅲ:『獣』について
獣は一般的に野生動物の事を指す。主に食料や人、竜人のペットとして扱われる。
獣といっても、その種類は様々で、その地の環境にあわせた形態をしている。
しかし、その過程で、何らかの不確定要素が重なり、変異したのが『魔物』である。
Ⅳ:『人』について
人については、語る必要は無いだろう。
高い知恵と行動力を持ち、イクスにおいて住まう場所を確保する者のこと。
武器は全般的に使うことができ『剣』から『槍』、力の無いものは『杖』なども使う。
Ⅴ:『獣人』について
獣人は、竜人と同じく人の体格に近いもの、人との混血のものを指す。
主に街や村で住むことが多いが、少数ではあるが孤立した生活を送っている者もいるようだ。
武器も使うことができ、主に『剣』『弓矢』だが、『斧』『斧槍』といった、重量がある武器を扱う事はできない。
呪紋に関しても、あまり知識がなく、限られた呪紋しか使うことができない。
Ⅵ:『魔物』について
適応変化の途中で、何らかの不確定要素と魔の力が重なり、姿を変異させたもの、それが『魔物』
魔物以外の全ての生物を襲う習性を持ち、人里を襲ったり、時には街に攻めてくる事もある。
しかし、魔物化するのは獣だけではない。人や竜人、竜までもが魔物化してしまうことも少なくない。
謎の多い生物である。
③:竜戦役について
1000年前に竜たちが起こしたといわれる戦いの名称。
竜の力・魔力。全てのものがぶつかり合い、自然のバランスが崩れ、エレメントを崩壊させたという。
誰が戦いを引き起こしたのかは不明。ただ分かっているのは、竜たちは戦いを本意で行っていていないということ。
何者かの暗躍で、引き起こされたものとも考えられている。
④:属性(エレメント)について
全てのものを構成・形作っている重要要素の名称。
炎・水・雷・風・聖・闇の6種類存在しており、闇以外の属性は一度竜たちによって崩壊した。
6種類の属性のうち、1つでもかけるとバランスが崩れ、世界は崩壊への道を歩む事になる。
しかし、それを止めたのも、また竜たちである。
また、ごく少数だが、6つの属性に属さない『無』の属性を持つものもいる。
とりあえず優劣を記入しておく。
炎 ┌――――――――――――――――┐
|―詳しく表記すると― | | |
↑ ↓ | |
|炎は水を蒸発させ 水は炎を消す |
水 | |
|雷は水に浸透・分子を破壊する |
↑ | |
|雷は風を貫き 風は雷を弾く |
雷 ⇔ 風 | |
|光は闇を照らし 闇は光を覆い隠す|
| |
光 ⇔ 闇 |そして 無は何者にも属さず |
└――――――――――――――――┘
⑤:召喚竜について
崩壊した属性の代わりになるもの、それが召喚竜である。
属性と竜を一体化させることで、イクスの崩壊を防いだ。
今も召喚竜は生きているが、そのままでは実体化することができない。
異世界から来た人間たち『召喚士』の力を使い、実体化する事ができるが、今ではそれを行えるのも、数少ない召喚士だけである。
補足として、属性と竜を一体化したのも、召喚士である。
⑥:召喚士について
『ファクトゲート』を通り、イクスへやってきた人間たちの中に、召喚士と呼ばれる者達もいる。
召喚士たちは属性と呪紋を複合させる、即ち、今の呪紋の原理を作り出したものたちでもある。
召喚士の魔力は、時として竜をも超えるほどだという。
属性と竜を一体化させ、イクスの崩壊を止められたもの、この者達がいたからこそである。
⑦:呪紋について
呪紋を詳しく説明するとキリが無いので、最低限の事だけ説明することにする。
呪紋は使用者の魔力を言葉に乗せ、自然界に存在する属性を複合させ、発動するもの。
地域・場所によって属性が違うので、その所々に存在する属性の呪紋しか使うことができない。
なお、この世界では『魔法』と『呪紋』は別物である。
魔法はその場の属性に関係無く、使用者の魔力で発動させる事ができ、『詠唱』必要ない。
逆に呪紋は属性が大いに関係し、『詠唱』を必要とするため、隙も多い。
そのため、複数を相手に1人で呪紋を詠唱するのは自殺行為と言えるだろう。
⑧:メディウスの塔について
竜戦役の時に、竜が作ったとされる、巨大な塔。 外観は黒い金属で作られているのか、鈍い光を反射している。
なぜこのような塔を作ったのか、未だに解明されていない。 何かの儀式に使ったのか・・・それとも・・・?
補足すると、メディウスの塔付近で、船・飛空挺の事故・遭難が多発しているらしい。
何かが作用している事は、まず間違いないだろう。
⑨:『売人』について
近頃、仔竜を捕まえては闇ルートに売りさばくという組織があるという。
それらの者たちを、『売人』と呼んでいる。
一度闇ルートに流されてしまった仔竜はどうなるのか、確認できていない。
レリクの街のギルドでは、その仔竜たちの捜索と、『売人組織』の撲滅を請け負うことも少なくないが、
現在まで組織の場所・目的は未だに明らかにされていない。
⑩:レリクの街について
ヒラスト大陸にある、レリクの街。 この街は主に他種交流・レンジャーギルドが設けられている。
小説『帝竜のなんでも屋』も、この街が主な舞台である。
種族の比率を書くと 竜人3:獣人2:仔竜2:人4 である。