ロボット。
それは「休むことを必要としない存在」。
ロボット、ひいてはAIが開発されて以来、ロボットテクノロジーは飛躍的に進歩し、ロボットが自身でロボットを改良・生産するようになった。
そして続々と産み出されていくロボット。
彼らは人間の寿命を越え、様々な疫病を尻目に、遂には僕たち人間よりも巨大な文明を築き上げたのだった。
西暦2075年。
それが僕らの生きる時代である―――。
「…夢か」
何と言うことはない朝。
僕はまたあの夢を見て目覚める。
昔の夢。
母上がまだ生きていた頃、愛されていた頃の夢。
母上は優雅なドレスを着ていて、あの頃の僕はなぜか、名探偵に憧れていて、土の中からガラスの破片やら、煉瓦やら、ダンゴムシやらを見つけては、母上に見せていた。彼女は自分のドレスが汚れるのを嫌がりもせず、僕の遊びに付き合ってくれた。
僕には父が、